Change of Life  

50代の休職体験記

それでもカイシャは回っている

こんにちは、メンタル休職から復職したぱーそろんです。

月曜日に職場復帰し1週間となりました。結論から言うと、「何とか離陸には成功したかな」という感じです。

<業務の進捗に関して>
対外的な交渉やルーティンワーク事務は周囲が協力してカバーをしてくれており、滞りなく進んでいたようです。また自分が抱えていていた仕事のいくつかは遅れが生じていますが、致命的な状況まで至らずに済み、関係各所にお詫びの連絡などをしました。

<気持ちのあり方に関して>
最初はメンタル休職から戻ってきた自分を周囲がどう見ているか、やはり気になります。ただ大部分の方は「おっ!おかえり~」くらいの感じで迎えてくれました。もちろんよく思っていない人もいるでしょうが、他人の感情はコントロールできないので、気にしても仕方ありませんね。

<体調に関して>
心身両面で体調は何とか水平飛行を保っています。休み明けで疲れやすくなってはいるものの、気持ちの浮き沈みは思ったほどありません。食欲もありますし、睡眠もまずまず取れています。悪くありません。

日課に関して>
特別なことはしていませんが、朝出かける前と夜寝る前に、10分くらいずつですがマインドフル瞑想をしています。以前も気が向いたらやっていたのですが、短い時間でも習慣としてやるようにするつもりです。

 

いろいろ書きましたが、3ヶ月の休職を経て復職し最も強く感じたことは、

「あ、自分がいなくたってちゃんと回ってるやん」

ということでした。突然休みに入り、多くの仕事を放り投げるような状態でも、なんとかなっていました(もちろん助けてくれた方たちのおかげです)。

長い間組織の中で働いていて、社員は歯車の一つに過ぎないことは頭で理解していましたが、本当なんだなと(笑

これは今の私にとって<自分の存在価値なんてないんだ>というネガティブな意味ではなく、<自分が責任を背負う必要はないんだ>という肯定的な感覚ですね。

肩に力を入れず、やっていこうと思っています。

 

 

 

ペンギン経済圏

マメではないので

ポイント経済圏、というものがあります。

例えば楽天やドコモなど、関連したサービスを使うことで効率的にポイントを貯めたり活用できたりする。情報に敏感でお得な使い方を実践できる方にとっては、チリツモで、得られる利益もバカにならない大きさになると思います。

私はマメさもこだわりもないのでポイ活的なことはしていないのですが、あえて参加していると言えるのはJR東日本JREポイントが貯まる「Suica経済圏」でしょうか。

使っているのは、定期券機能付きのViewSuicaカード。

クレジットカードとしては
・日常の買い物や公共料金の支払い
・通勤定期券の購入
Suicaオートチャージ

また電子マネーとしては
Suicaでの買い物(指定店舗)

ということで、普通に通勤したりクレカやSuicaを使って買い物することでJREポイントが貯まっていきます。

そうしてある程度貯まったらJREポイントはルミネの商品券に交換。ルミネ商品券では、無印良品が全品10%オフのセール(無印良品週間)を開催したときに、生活用品を買っています。

買うものは普段着や下着類、あとはレトルト食品などが中心ですね。食品類は非常食のローリングストックとして活用しています。古くなってきた食品類は食事として美味しくいただき、新しく買ったものを新たな非常食として保存します。

ちょうど先週金曜から無印良品週間をやっていたので、フリーズドライのスープやバターチキンカレーなどをまとめ買いしました。

この程度が、自分にとっては負担のないポイントとの付き合い方です。

 

ウォーミングアップ終わりました

こんにちは、ぱーそろんです。

先週月曜から試し出勤を開始したという記事を書いてから、間が空きました。何かアクシデントがあったとか体調が悪くなったとかはなかったですが、流石に少し疲れてしまっていたようです。

改めて振り返ると

月曜・火曜→定時に出勤して2~3時間職場にいる
水曜→所用により試し出勤お休み
木曜・金曜→定時に出勤して4時間職場にいる

本来は出勤して職場に慣れる期間(立場上はまだ休職中)なので、判断を要するような仕事はしないのですが、そうも言っていられませんでした。というのも弊社、3月中旬に新年度(4月以降)の人事配属が発表されるためです。

今年は木曜日にその恒例行事がありまして、職場はざわざわソワソワ。私は現職に残留だった一方、チーム内では想定外の出入りがあったことから、業務の分担をどうすべきかなどの話し合いに加わらざるを得ませんでした。

自分が復職する職員を迎える立場だったときは「しばらくはこの仕事だけしましょう」というような話し合いをしましたが、上司が多忙な様子で、今のところそうした面談の予定はありません。自分から申し出たほうがよいかもしれませんね。

ということで、不安8割の試し出勤ウィークでしたが、思ったよりもスムースに職場に行けるようになりました。

そして明日月曜からは、正式に復職となります。当面は負担軽減のため6時間の勤務になります。とにかく無理をしないように、徐行モードで春を迎えたいと思っているところです。

 

 

心を無にして

こんにちわ、メンタル休職中のぱーそろんです。

今日は休職して以来、始めて職場に行きました。復職への準備として、今日から「試し出勤」が始まったのです。

身分的にはまだ休職中ではありますが、通勤してみて半日くらい職場にいてみましょうという慣らし運転みたいなものですね。

緊張感の中で

経験者に聞くとみなさん同じ感想なのですが、どんなカタチであれ長い間休んでいたあとに職場に足を踏み入れる初日が、いちばん緊張します。

どんな風に思われるのかなとか、どう挨拶すればよいんだろうかとか・・・私もいろいろと気持ちのシミュレートしたり、最近の様子を聞いたりして準備をしたのですが、それでも夜中に目が覚めてしまいました。

よしっ!と意を決して家を出て、いつもの電車に乗り、会社の最寄り駅で降りる。その気になればコーヒーを一杯飲むくらいの時間の余裕はあるのですが、寄り道すると躊躇いが出るような気がして、まっすぐに向かいます。そして心を無にして建物の中に入り、自席へ。

…やればできる。

久々に触れた社内システムのパスワードも覚えていました。

今日から顔を見せることを知らなかった何人かの同僚に「あれ?」という表情をされましたが、それ以上のことはありませんでしたね。

休職して負担をかけた上司とチームメンバーに挨拶をして、机の上を整理して、溜まっていたメール(900通ほど)を断捨離して。そんなことしているうちにお昼になり、本日はお終いでした。

意識的に込み入った業務の話にはタッチせず、頭を使わない作業だけしたのもありますが、なんとか初日を乗り切った安堵感。

今週はこんな感じで頭と身体を暖めていく日々となりそうです。

 

 

トライアルのトライアル

メンタル休職中のぱーそろんです。

昨夜、食事をしていたら銀歯が取れました(直近で治療していた箇とは別の歯)。先週まで通っていた歯医者さんの予約が取れたので、明日行ってきます。

心配性のサガ

さて、今週に入ってから通常出社と同じ電車に乗る練習をしています。

6時20分ころに起きて身支度をして着替え、家を出るのは7時過ぎ。最寄りの駅から社畜運輸装置(通勤電車)に乗ります。会社近くまで歩いてみて、その後はカフェで朝ごはんを食べて帰宅というルートです。

実は先日の産業医面談の結果を受けて、来週から「試し出勤」が始まります。これは実際に復職する1~2週間前から、職場まで出勤の練習するというものになります。

ですから、いま私がやっているのは「試し出勤試し出勤(自主練)」ということになりますね。

よく言えば先々のことを考えて準備を怠らないと言えるかもしれません。
でもこういう心配性な性格が、見方を変えれば自分の弱点でもあるのでしょう。

ラッシュの電車に乗っても、会社の建物を見ても、思ったほどメンタルにダメージを受けず息をできることがわかった点は良かったですが、肩に力を入れすぎないようにしないといけませんね。

 

 

 

 

読書録 2月編

令和6年2月に読んだ本の覚え書き

 

『世界のことわざ100』 遠越段著(総合法令出版)

先人の知恵や教訓は世界各地で寓話などとして残っているわけですが、そのエッセンスをさらに凝縮したものがことわざという形式でしょう。日本人の感覚とはまた違ったことわざを知るのは面白いものです。この本で印象に残ったのは

神は一つのドアを閉めていても千のドアを開けている(トルコ)
→何かに行き詰まったり失敗したりしても、道は他にもある。俯瞰して見ればいろいろなチャンスはあるぞ、と。万事塞翁が馬にも通づる考え方でしょうか。

祈りは唱えても櫂の手は休めるな(ロシア)
→人間ですから時にはグチや文句を言ったり、神頼みしたりもしますが、結局は自分が行動しなければ現実は変わらないということですね。

このあたりでしょうか。大ヒットドラマのタイトルにもなったハンガリーの諺、逃げるは恥だが役に立つも、今の自分にはしっくり感じます。

 

『信長死すべし』 山本兼一著(角川書店)

前月に読んだ山岡鉄舟伝が面白かったので、同じ著者の本書を。
かの有名な本能寺の変。帝が黒幕だった説から、公家、歌人明智光秀ら様々な人間の視点で描いたフィクションです。何事も単純な因果関係ではなく、多くの意志や偶然が複雑に絡み合った結果なんだよな・・なんてことを感じ入りながら読みました。

 

『孤独の価値』 森博嗣(幻冬舎文庫)

本書はネガティブなイメージが付きまとう孤独こそ自由のために必要であり、美意識を生み出す要素であると提言しています。すべての点に首肯するほど達観していませんが、マスコミによってつくられる<絆の肥満>という表現などはとても印象に残りますね。久しぶりに森先生のミステリでも読んでみようかな。

 

他にもチラホラ読み返したものもありましたが、読了まではいたらず。

 

産業医面談、受けてきました

再始動にむけて

こんにちは、メンタル休職中のぱーそろんです。

今日は休職クラスタ(そんな括りあるかいな)の一大イベント?、産業医面談に行ってきました。

弊社の規定では2ヶ月以上の休職から復職する場合は産業医面談が義務付けられていまして、これは上司同席のもとで復帰のすり合わせをするという場です。

まだいろいろと手続きは必要なのですが、結論としては3月の中旬に復職することになりました。

…嬉しいような、怖いような…

体調が回復してきたのはホントによかったのですが、一方で仕事に戻ってやっていけんのか自分?といった気持ちですね。

まあ、以前も書いたとおり頭の中で「どうしよう」と考えていても仕方ないので、やってみるしかないです。そういう開き直りが大切なような気がしています。

その後、同年代の同僚Mさんとランチを食べました。Mさんから最近の職場の様子などを聞きましたが、生々しい仕事の話をしていても思ったほど気分がネガティブにならなかったのはよい傾向なのかなと。久しぶりにトンカツを食べました。

ちなみにMさんも新年早々、突然消化器系の病気になり入院、3週間ほどお休みしたとのこと。50過ぎするとみんな心身にガタがくるよね、みたいなベタな傷の舐め合いをしつつ、でもそういう「日常な会話」ができることもまたありがたいことだよなあ、と思ったのでした。