Change of Life  

50代の休職体験記

どんな色でも

こんにちは、ぱーそろんです。

しばらく間が空いてしまいました。復職後に通常勤務に戻って2週間、帰宅するとやはり疲れてしまい、なかなかブログの更新が出来なかったという感じです。

さて、GWは特に遠出はしませんが、旧友に会ったり近くの公園でのんびりしたり、という過ごし方をしています。今日は、脱サラして家業を継いだWさん夫妻を訪ねてきました。

Wさんは取り引き先会社の知り合いでした。下町の商店街で小さなお店を継ぐと、持ち前のアイデアと行動力でお店をリニューアルし、地域の人達が集う素敵な空間に作り変えました。その取り組みは雑誌なんかにも取り上げられるほどです。

これだけ書けば、社畜を脱出した華々しい成功譚にも思えますが、話を聞くと本当にいろいろと苦労があったようです。資金繰りのような現実的な問題ももちろん、どんなコンセプトでお店をやっていくのか、それが地域で受け入れられるのか…暗闇の中を手探りで進む感じで、その過程では心身のバランスを崩してしまったこともあると。

私は年に2回ほどWさんのお店に行ってご夫妻と話していますが、常に自然体で接してくれるので、気持ちが開放された感覚になります。
今日は自分がメンタル休職した経緯も話題にしました。否定するとか変に心配するとかもなく受け止めてくれるので、安心してネガティブな面も自己開示できるんでしょうね。

 

Wさんご夫妻の笑顔を観ていると、気持ちを押し殺している自分の不健康さをに気づきます。仕事中にこんな風に笑ったことはないなあ、このまま今の会社に居続けるのは正解なんだろうか?なんて思いますね。

その一方で、組織という船から降りて、道なき道を行く厳しさ。自分たちの信念を持ち、どんな障壁があっても歩き続けることの重さもまた痛感します。

もちろん、会社を辞める辞めない、白か黒かという二択の話ではありません。十人十色という言葉どおり、自分にとってちょうどよい生き方の色を探していくことが大事なんでしょうね。

どんな色もアリだよ、柔軟に生きていいんだよということを気づかせてくれる時間と空間。Wさんのところには、ときどき顔を出して、元気をもらおうと思っています。

気持ちよく晴れた祝日、よい日でした。