Change of Life  

50代の休職体験記

使い続けることの良さ

こんにちわ、ぱーそろんです。

広島に拠点を持つ、スピングルムーブという靴のメーカーがあります。私はここのスニーカーが割と好きで、これまでに何足か買っているのですが、最も長く履いているのが黒のレザースニーカーになります。

オフのときはもちろんですが、ドレスコードが割と緩めの職場なので、ビジネスカジュアル的な服装のときは職場にも履いていきます。革靴と比べ、結構な距離を歩いたりしても疲れ方が軽いのが助かります。

買ってから6年くらいになるでしょうか。大事に履いていましたがさすがに靴裏が擦り減り、クッション感が失われてきた感じがしていました。

そこで買い替えようと直営店に行ってみたのですが、ちょうど似たモデルがない。店員さんに相談すると、痛んだ靴も自社工場で修理もしてもらえるということだったので、お願いすることにしました。

待つこと約1ヶ月、戻ってきました。

靴底は張り替えられ、他に接着が剥がれていた部分なども丁寧に修繕されている。歩いてみると快適。お値段は新品の半足分くらいかかってしまいましたが、自分の足に馴染んだ靴が戻ってきたコストとして高いとは感じません。

愛着のある品をケアしながら、長く使い続けるということの良さもわかってきた気がします。

 

 

 

 

たまにはグチの独り言

こんにちは、ぱーそろんです。

休職明けの勤務軽減も終わり、今週からはフルタイムでの勤務に戻っています。

一言でいうと…疲れますね(笑
サラリーマンとして長年当たり前にやってきた8時間(+通勤+残業)勤務ですが、約4ヶ月ぶりですから心身には堪えました。身体はぐったりだけれども気持ちはどこか緊張している、そんなアンバランスさもまだまだあります。

 

さて、今日はすこし職場のグチ的なことを書きたいと思います。

私の部下に、3年前に他業種から転職してきた女性がいます。40代後半、いわゆる就職氷河期ど真ん中の世代の方です。

採用された直後は接客中心の部門に配属されたのですが、臨機応変な対応が苦手ということで、私のチームに異動してきました。事務的な仕事ならできるだろうといくつかタスクを任せたところ、Excelでデータ抽出したり分析したりというレベルも難しい。教えていた若手くんが音を上げてしまいました。

おまけに「わかるように教えない方(若手くん)が悪い」といった態度なので、周囲からはどうしても顰蹙をかってしまいますよね。

接客も事務も半人前のスキル、じゃあ何をやってもらえばいいのよ、ということで、今はチーム内の定型的な仕事や雑務を寄せ集めてやってもらっている感じですね。当然ですがそのしわ寄せは他のメンバーに集まってしまっています。

…まあ自分のマネジメント能力不足といえばそれまでなんです。

私のような50代おじさんが若い頃は、”ほとんど仕事してない謎社員”ってのがちらほらいたわけですが、令和ではどこの業界、会社、組織でもそんな本当に人手の余裕がありません。上司にはもちろん状況は共有しており、人事的な差配も含めて何か手を打ってもらえるとは思いますが、ため息が出る日々がまだ続きそうです笑

悩みは尽きませんが、悩みという闇に絡み取られずに、やっていきたいものです。

 

ささやかな3つのこと

こんにちは、メンタル休職から復職したぱーそろんです。

前回の記事で「夜に短くてもいいから日記を書く」と書きましたが、その中でも最近はじめたことがあります。

スリー・グッド・シングス(Three good things)です。

これはポジティブ心理学の先駆けとなったアメリカのセリグマン博士が提唱した手法のひとつで、一日を終える際にその日の良かったこと、ポジティブな出来事や感情を3つ書き出すというもの。

例えば

「朝飲んだコーヒーが美味しかった」「久しぶりにAさんと会って話せた」「アマプラで観た◯✕という映画が面白かった」

といった感じです。人間はどうしてもネガティブな感情にひっぱられがちなので、あええて良かったことを意識付けするという効果があるようです。

何をやっても上手くいかず、気持ちがダダ下がりという日もありますよね。とはいえ、小さなGood Thingsはどんな日にもあるものです。

片頭痛が収まった、通勤中に可愛い猫を観た、夕日が綺麗だった、親が野菜を送ってくれた、新しいボディソーブの香りが気に入った、コンビニスイーツが美味しかった…

こうして書き出してみると、確かに”悪いことばかりじゃなかったな”という癒やしになります。そしてこれを続けていると、それまで気に留めなかった日常のささやかな出来事や季節の移ろいなどに、気づくようになりますね。

 

 

 

背伸びをせず

こんにちは、ぱーそろんです。関東では先週末に桜が満開、と思ったら今日は大雨と、何だか忙しなく季節が進んでいる感じがしますね。

 

メンタル休職から復職し4週目、軽減勤務も今週金曜までとなります。復職してから体調維持のため生活面で気をつけていることをまとめると、

・出勤前と寝る前に、10分ずつマインドフル瞑想をする

・職場では無理のない範囲で雑談などのコミュニケーションをとる

・食事はしっかり食べる

・夕食を食べた後に毎日、短くてもいいので日記を書く
 (モヤモヤした気持ちなども言語化しておく)

・布団に入ってからはスマホは触らない

・休日もあまり遅くまで寝ない、外に出る機会を増やす

こんな感じでしょうか。

何とか休まず出社して年度替わりの仕事をこなしてはいますが、自分のことに精一杯でまだ周囲に配慮をする余裕がないですね。そしてやはり気が張っているのでしょう、帰宅すると一気に疲れが出てぐったりしてしまいます。いろいろと書いてみたいこともあるのですが、文章にまとめる元気が残っていない日が多いです。

来週からは勤務軽減もなくなり通常の体制になります。背伸びをせず、完璧を求めず、淡々と日々を過ごして、まずはゴールデンウィークまで乗り切りたいものです。

 

 

 

 

自己開示の呼吸

こんにちは、メンタル休職から復帰したぱーそろんです。

年度が変わって弊社でも人事異動があったり新入社員が入ってきたり…フレッシュな風が吹いてます。それは同時にメンタルヘルスに対しては非常に負荷が掛かる状況でもあり、疲れてしまって文章を書く気力がなかなか出ない日々が続きました。

 

さて、私のチームには新たに二人の若手社員が加わりました。
仕事もできるし対人関係でも悪い噂は聞かないので、戦力として頼りにできそうです。

このニューカマーたちに、私の体調面をどこまでオープンにするべきかを、ここ数日迷っていました。

自分が逆の立場(異動先の上司が病休明け)だったらどうだろう。なんとなくは知っていても詳しい事はしらない、もちろん直接本人には訊けない…というちょっとモヤモヤした感覚になるだろうなと。

そこでいろいろと考えた結果。具体的な病名など一部の人間しか知らないことまで当然言うつもりはないのですが、メンタルの調子を崩したこと、今は治療しながら無理せず仕事をしているので通常通り接してもらって構わないこと、くらいは直接伝えようかと考えているところです。

無遠慮にメンタル面の不調に踏み込んでこられるのはもちろん不愉快ですけれど、逆に腫れ物に触るような接し方をされるのも、気持ちの座りが悪いものです。

これも自分がその立ち場になってみてよくわかったことのひとつですね。

相手の負担にならない程度に、そしてできるだけ自然に、自己開示をできればベストですかね。今週のチャレンジです。

 

小さなストレスこそ

メンタル休職から復職したぱーそろんです。

勤務軽減中ですが、年度末のバタバタも相まって、単に忙しい日々となっています。体調維持に気をつけます。

さて、生きていく中で大きなストレスは何とか対応しようと誰しも考えますが、日常生活の小さなストレスって放置しがちですよね。シャワーがビミョーに水漏れしてるとか、自転車の鍵が錆びてスムースに動かないとか、フライパンが焦げ付くとか…

我が家ではしばらく前から、テレビのリモコンが不調でした。
電源ボタンは力いっぱい押さないと反応しないし、BSと地上波の切り替えはできないし、ボリューム調整はリモコンの機嫌がよい日しかできないのです。

そのつどメンドクサ~と感じつつ、放置しても自分たちに危害が及ぶわけではないので特に対処はせず、という感じでした。

先日ふと思い立って、買ってみたんですね、リモコンを。
メーカー純正ではないのでAmazonで1000円しない値段でした。

 

そしたら当たり前ですが快適なんです。ちゃんと反応してくれる。

こういう日常の小さなストレスの芽を摘んでいくのって、実はとても大事なんですよね。私たちが過ごす時間のほとんどは、こうした些事の積み重ねで成り立っているわけですから。

面倒なことでも先送りせず、最初は小さなステップでいいので手をつけていく。これから心がけていきたいと思わされたできごとでした。

戦友との日々

メンタル休職から復職2週目となったぱーそろんです。

天候不順が続いていますね。自宅近くの公園でも、例年なら咲いている桜がまだ蕾のまま。自然の営みはなかなか人間の予想通りにはいかないものです。

ひと肌脱ぐ気持ちで

さて、弊社の管理職クラスの人事異動が発表になりました。
私の上司Kは、不振な部門の立て直しに引っ張られるのではないかと囁かれていましたが、予想は外れて残留となりました。

上司Kとは30代で同じ現場で働き、40代になりマネージャー的な立ち場になっても同じチームで働いてきて、気心が知れた仲です。まあ、戦友みたいな関係でしょうか。性格は違いますが、違うからこそお互いの足りない部分をフォローできてきたのだと思います。

組織にしがみく生き方にこだわりがなくなった私にとって、信頼できる仲間と一緒に働ける環境は、社員で居続ける数少ないモチベーションのひとつと言えるかも知れません。

逆に言えば、もしソリの合わない上司になったりしたら、それは退職を決断するに十分な理由になりそうです。

考えが古臭いかもしれませんが、「この人のためならひと肌脱げる」と思えなかったら、やりたくもない仕事はただの苦行でしかありません。

まあ起きてもいない未来を心配するのはほどほどにして、とりあえず4月からのチーム体制も決まって一安心です。